電子レンジの選び方 新生活応援!

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「電子レンジとオーブンレンジの違いは何?」「どんなサイズを選べばいいの?」「過熱水蒸気って何?」など、電子レンジ・オーブンレンジ選びの際に浮かぶ疑問などを解決!

レンジの「種類」を選ぶ

電子レンジ・オーブンレンジは加熱方式の組み合わせによって、「単機能電子レンジ」「オーブンレンジ」「ガスオーブン」の3タイプに分類できます。単に食品を温めるだけなら「単機能電子レンジ」を、調理器具の1つとして活用したいなら「オーブンレンジ」「ガスオーブン」を選びましょう。

1.単機能電子レンジ

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電波(マイクロ波)で「食品を温める」機能のみを備えた電子レンジです。安価・コンパクト・簡単操作が特徴です。単に食品を温めるだけで十分な人に向いています。

電子レンジには、下皿が回転しマイクロ波を食材に回し当てるターンテーブルタイプと、マイクロ波を金属で拡散し、 多方向から食材にあてる「庫内フラット」タイプがあります。前者のほうが安価ですが、ターンテーブルの直径以上の食材を入れると引っかかって回らなくなることがあります。後者は庫内の幅ギリギリの食材でもムラなく温めることができます。また、「自動温め機能」があると、庫内に置いた物の重量で加熱時間を自動で判断してくれるので便利です。そのほか、引っ越しが多い人は、西日本と東日本の周波数に対応するヘルツフリータイプを選ぶと安心です。

2.オーブンレンジ

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温め機能のほか、スチーム、グリル、オーブンなどの機能を搭載したマルチタイプ。焼く、蒸す、揚げる、炒める、煮るなど、1台でさまざまな調理を行いたい人に向いています。

オーブンレンジを選ぶ際には、ヘルシー調理や時短調理など、「こだわりの調理機能」を備えたモデルを選びましょう。ヘルシー志向の人は、「ノンフライ機能」や100度以上の水蒸気で調理する「過熱水蒸気機能」など、油を使わずに加熱調理する機能に注目。時短調理を重視する人には、同時に複数の調理が可能な2段調理機能が最適です。また、高温で加熱調理するオーブンレンジでは食材が飛び散り庫内に頑固な汚れや臭いが付着してしまうケースがあるので「脱臭機能」や「自動お手入れ機能」があると掃除が楽です。そのほか、調理中に高熱や水蒸気を発するオーブンレンジは機種ごとに壁との距離(間隔)が定められているので、そのぶんの余裕を持たせて設置できるかを事前に確認しておきましょう。

3.ガスオーブン

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電気ではなく、ガスを燃焼させて加熱するガスオーブンは、電気オーブンよりも火力が強いことが特徴です。そのため、パリッとした食感にしたいピザやパンなどを作るのに向いています。電気オーブンと比べて、加熱時間も調理時間も短くて済むので、オーブン機能を重視したい人に適しています。中には電子レンジ機能を併せ持つ、コンビネーションレンジもあります。

ガスオーブンは、ローストビーフなどの大きな肉の塊の調理をしたり、パンやピザなどをパリっと焼いたりするオーブン機能を得意としています。電気オーブンと比較するとサイズが大きく、設置場所も制限されるため、購入前に「ガス栓やコンセントの位置がオーブンと合うか」などを確認してください。また、ビルトインタイプは設置工事費用がかかるので、その分も予算に組み込んでおきましょう。

※なお、ガスオーブンには、都市ガス対応とLPガス対応があるので、購入前に確認してください。

調理機能で選ぶ

オーブンレンジを選ぶ際には「調理機能」に注目。最新のオーブンレンジは、庫内にスチームを噴射することで調理を行う「スチーム調理」により、油を使用せずに食材を加熱できる機能(ノンフライ機能、過熱水蒸気機能)が搭載されています。ヘルシー志向の人はもちろん、生活習慣病予防のために油分や塩分をカットしたい人に最適です。また、調理の時短を重視する人には、上下2段の専用プレートで同時に複数の調理を行える「2段調理機能」が便利。そのほか、パンを焼くためには発酵機能も必要です。ここでは、注目すべき4つの調理機能を紹介。自分の目的に合った機能から最適な製品を選びましょう。

1.ノンフライ機能

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油で揚げず、熱風や過熱水蒸気を使って加熱調理する機能です。油を使わないので、通常の揚げ物と比べて油分が少なくサクサクとした食感に仕上がります。ダイエット中の人やヘルシー志向の人に最適な機能です。

2.過熱水蒸気機能

過熱水蒸気機能

100度以上に加熱した水蒸気(過熱水蒸気)を発生させて調理する機能です。スチームオーブンレンジとも呼ばれます。栄養分の損失を防ぎながらも、食材の油分や塩分をカットできるので、メタボ対策や生活習慣病予防に期待できる調理機能として注目を浴びています。

3.2段オーブン(2段調理)

2段オーブン(2段調理)

上下2段で調理できる機能です。たとえば、複数のパンを同時に焼いたり、上下2段で調理方法の異なる料理をしたりできるので、電気代の節約や調理時間の短縮が可能です。なかには3品同時に調理できる製品もあり、人数の多い家庭や時短調理をしたい人に最適です。

4.発酵(パン機能)

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多くの製品に搭載されている、パン生地などの発酵ができる機能です。発酵時の霧吹き作業をスチーム機能で行ったり、焼き上がりまで行ってくれたり……と、発酵機能は多岐にわたります。ヨーグルトや甘酒も作れるモデルもあり、手軽に発酵食品を取りたいヘルシー志向の人は要チェックです。